アメリカの中間選挙が無事終了しました。
上院は共和党が過半数を獲得し、下院は民主党が過半数を獲得するという多くのメディアでも報じられていた事前の予想通りの結果となりました。
予想通りの結果だけに折り込み済みなのか、相場の反応はそれほど大きなものではありませんでした。
選挙の少し前からトレードは様子見モードに入っておりましたが、週明けの月曜日、11月12日移行は出動できるのか、チャートを振り返って見ましょう。
11月12日からの日経225の相場展開はどうなる!?
上のチャート図は11月はトレーディングビュー(Tradingview)の日経225先物ミニ(12月限)の3分割画面、左から30分、4時間、日足チャートです。
- 30分:上昇↑
- 4時間:下降↓
- 日足:上昇↑
- 週足:下降↓
方向性がバラバラなので方向感が無く読めません。
上か下かにある程度動いて、全時間帯でトレンドが揃ってくるまでは様子見です。
週明けから上に動いた場合、価格が4時間足のクラウドを上抜け(4時間足で陽線出現)を確認後に、買いのタイミングを狙っていきます。
直近の高値を突破し22,600円を超えてくる展開になると、価格が週足の平均足クラウドを上抜けるので本格的な買い目線になります。
週明け下落した場合、価格が日足のクラウドを下抜け(日足で陰線出現)を確認後に売りのタイミングを狙っていきます。
週明け下落シナリオの場合、日足のクラウドが陰転するぐらいまで下げてきたら
- 日足:下降↓
- 週足:下降↓
と長期のトレンドが揃うので下落で大きな値幅を狙っていけるかもしれません。
(余談)日足チャート上に表示したピボット(年)の効き方が凄い
直近の高値がYearlyピボットのR1にヒットして下落、直近安値がYearlyピボットをヒット後に反転上昇。
直近のスイングの高値安値をピンポイントに捉えたYearly(1年)ピボットの図です。
週明けにここから下に動いて日足の平均足(改)で陰線が出現した場合は21,000円の安値を試しに行く動きも可能性が出てきます。
その場合、Wボトムをつけた後、反発上昇というような絵が見えますがさてどうなりますことやら。
まとめ
12月の米国FOMCで利上げの可能性はかなり高いと見られており、一般論で言えば金利の上昇は株価にとってはマイナス要因です。
米国株が下がると日経平均も連れ安となるので、アメリカの金利上昇を織り込んでいくのであれば下げシナリオが可能性が高いかなと考えております。
ただ、今までアメリカ利上げを何度もしてきているにもかかわらず、NYダウは高値の更新を続けているので一般論では語れないところもあります。
米中貿易戦争もどこで落ち着くのかも不透明で、EUでもドイツ銀行がいよいよ破綻するのではないかという話が以前からずっと噂されています。
金融危機は10年に1回の周期で訪れると言われています。
- ブラックマンデー:1987年
- アジア通貨危機:1997年
- リーマンショック:2008年
そして、今年はリーマンショックから10年経過した2018年・・・。
今年2018年もあとわずかですが、2019年にかけてより一層の警戒が必要です。
今の情勢はいつ金融危機が起こっても不思議ではない状況なので気を引き締めていかなければなりませんね。
コメントを残す