※2021年2月 現在公開停止中です。
【※2020年9月30日インジケーターアップデート】
- インジケーターの追加配付「平均足(改)トレンドファインダー」
- 「NK225 option Levels」に日銀ラインを搭載しました。
以前の記事で予告をしたとおりトレーディングビュー(Tradingview)用の平均足(改)クラウドインジケーターセットを一般公開します。
有料のインジケーターになりますが購入して頂いた方にはインジケーターの永続使用権をお渡し致します。
ではこのインジケーターをどのように使用するのかを解説していきます。
平均足(改)クラウドインジケーターセットの解説
トレーダーの道具箱としての平均足クラウドインジケーターセット
平均足クラウドインジケーターセットは「エントリーポイントの絞り込み」「利食い」「ロスカット」「トレンドかレンジかの相場環境判断」等、各目的ごとに対応するインジケーターが豊富に揃っている「トレーダーの道具箱」というコンセプトになっています。
このインジケーターを使って「どのようにチャート分析をするのか?」「各インジケーターをどのような目的で使用するのか?」を解説したPDFをお渡し致します。
解説PDFではインジケーターの設定方法だけではなく、日経225先物をトレードする上での考え方、独自の手法を構築するヒントとなる情報をかなり盛り込んでいます。
ご自身のライフスタイルに合った使い方を見つけて下さい。
では、平均足クラウドインジケーター群がそれぞれどんな役割を担っているのかを解説していきます。
平均足(改)クラウドインジケーターセットの構成要素
平均足クラウドインジケーターセットは以下の4つの基本インジケーターで構成されています。
- 平均足(改)トレンドキャンドル + EMA
- 平均足(改)クラウド + VMA+FDMA
- VSR(4時間、日、週、月、年)
- オプション権利行使価格 + 日銀ライン
アドリブの裁量では無くルールに基づいてメカニカルにトレードができる売買手法を構築するためには「トレード判断の根拠となる情報をチャート上で可視化」しなくてはなりません。
通常では見えないものを見えるようにする為には少なくとも以下の3つの要素が必要となり、その目的を果たすことができるインジケーターを使用します。
- 上位時間軸、下位時間軸のトレンドの可視化(マルチタイムフレーム分析)
- エントリーポイントの可視化
- 利益確定、ロスカットポイントの可視化
あとは上記3つに1回のトレードのリスクリワード比の設定、ポジション数、建玉操作、資金管理などの調整を加えた後、過去チャートを遡ってルール通りに売買した結果どうなるかを検証をしていき、優位性を確認した後に実戦で投入というのが手法構築の正しい流れとなります。
平均足クラウドインジケーターセットは、特に1の上位時間軸、下位時間軸のトレンドを把握しやすい特徴があります。
平均足(改)トレンドキャンドル+EMA13
平均足(改)トレンドキャンドルインジケーターはトレード執行時間軸におけるトレンドを可視化します。
上のチャート図においては10分足のトレンドを色分けして表示します。
上昇トレンドの時にはローソク足が緑で表示され、下降トレンド時には赤で表示されます。
トレンド転換時には矢印のサインが表示されるのでエントリーサインとして使うこともできます。
また、Tradingviewの機能を使ってポップアップアラートで音を鳴らせてトレンドの転換を知らせたり、指定したメールアドレスにアラートメールを送信したりすることが可能です。
そもそも平均足(改)トレンドキャンドルとは一体何なのか?通常の平均足と何が違うのかという解説をします。
一般的な平均足は1本前のローソク足の始値と終値を計算に含めますが、平均足(改)トレンドキャンドルでは2本前のローソク足の価格データと13期間のEMAを計算に含めてトレンドを判定します。
こうすることでどういうメリット・デメリットがあるかというと・・・
- 通常の平均足よりもダマシが格段に減る
- ローソク足形状を維持しているので通常の平均足ではわかりづらい現在価格がわかる
- 通常の平均足よりもトレンド転換がやや遅くなる
それぞれ良い点、悪い点がありますが、平均足(改)トレンドキャンドルはトレンドの方向性を示すことを目的にしているので、トレンドフォローロジックで負けることが多いレンジでのダマシを減らすということを重要視しています。
通常の平均足よりもさらに連続して陽線、陰線が続いて表示されやすいので、トレンドキャンドルの1本、1本自体が「トレンド」そのものであると言えます。
次にEMA13はトレンドで色分けをした指数移動平均のインジケーターで、EMAの表示、非表示とパラメーターの設定が変更可能です。
平均足クラウドのVMA25と同時に表示させるとチャートが見づらいかもしれないことを考慮してEMA13はデフォルトでは非表示になっています。
EMAのパラメーターは平均足(改)トレンドキャンドルのトレンド判定に影響を及ぼすので、パラメーターの数値を小さくするとトレンド転換の判定がより早く出ますがレンジでのダマシが増えるというデメリットも生じます。
パラメーターの数値を大きくするとトレンド転換の判定が遅くなりますがレンジでのダマシが少なくなります。
平均足(改)クラウド+VMA30(25)
平均足(改)クラウド
平均足(改)をベースにマルチタイムフレーム分析に対応した雲のインジケーターです。
上のチャート図では日経225先物ミニの15分足チャート上に4時間足の平均足(改)クラウドを表示しています。
平均足(改)クラウドが陽転(緑)で価格が雲の上にある場合は4時間足レベルで上昇トレンドということを意味します。
平均足(改)クラウドが陰転(赤)で価格が雲の下にある場合は4時間足レベルで下降トレンドということを意味します。
また、雲の厚さで上位時間軸のトレンドの強弱を判断します。
平均足(改)トレンドキャンドルの下から上への雲抜けは強気のサイン、下抜けは弱気のサインとなります。
平均足(改)クラウドは、上位時間軸と下位時間軸のトレンド判断が1つのチャート上で一発でわかりやすいのが特徴で、長期トレンドに逆らわないトレンドフォローのトレードの助けになってくれることでしょう。
VMA(Variable Moving Average)
VMA(Variable Moving Average)は加重移動平均に出来高の要素を加味して算出される移動平均です。
相場のボラティリティが大きくなると変動し、相場のボラティリティが減少すると水平になりやすいという性質があります。
この性質を利用してトレンドとレンジの判断をします。
上昇トレンドの時はVMAは緑色、下降トレンドの時は赤色、レンジ相場の時は水色で表示されます。
上の画像は日経225先物ミニの15分足チャートですが、トレンドキャンドルが平均足クラウド(4時間)に突入したタイミングでVMAが水色に変化し水平になっているのがわかると思います。
これはレンジ入りしたことを表しており、その後のトレンド転換の可能性も示唆しています。
デフォルトでは期間30ですが期間25に設定しても問題ありません。
もちろん「下降→レンジ→上昇」というトレンド転換パターンもあれば、上記の画像のように「下降→レンジ→下降」というトレンド継続パターンもあります。
また、VMA はある程度のサポレジとしての機能を持っており、VMA の位置がトレンド相場での押し、戻しの絶好のポイントとなることもありますので過去チャートを検証してみてください。
重ねて言いますが、上位時間軸の雲の薄いときや、VMA が水色の時のレンジ相場での高値追っかけ買いや安値での突っ込み売りは失敗する可能性が高いので手を出さない方がいいです。
VSR(4H、D、W、M、Y)
3つ目は特殊なSRライン(サポート&レジスタンス)です。
過去一定期間の価格変動の統計から大口投資家が決済してくる可能性の高い潜在的なポイントにラインを描画します。
相場を動かす力のある大口投資家と同じように振る舞うのが個人投資家が相場で生き残るために合理的な行動であるという考え方に基づいて開発しました。
この SRライン は利食いやロスカット等、決済の目安となるポイントとして使用します。
平均足(改)トレンドキャンドルのサインのみでトレードをした場合、大きなトレンドに乗れた場合は利益が大きくなりますが、大抵の場合、含み益がかなり減少した段階で決済することになります。
また、トレンドが全くのびなかった場合、含み益が全て消えてマイナスで決済という場合もあります。
この特殊な SRライン を使って指値決済をすれば、トレンドが思うように伸びなかった場合でも利食いに成功する可能性が高まります。
また、分割決済などの手法も併せて取り入れれば、大きなトレンドをほんのわずかの利益しか取れなかったということも減らすことができるでしょう。
この特殊な SRラインをチャート上に表示させてみると、反転ポイントの精度の高さにきっと驚かれることと思います。
このような節目を全く意識せずにトレードをするということは目の前に見えない壁があるのに全力でダッシュするようなものです。
その結果は火を見るより明らかでしょう。
VSRの解説
過去の値動きの統計を計算し、大口トレーダーがポジションを決済してくると想定されるレベルにラインを描画するインジケーターです。
サポートレジスタンスの目安、エントリー後のストップ位置の設定やエントリー後の利益確定の目安として使用できます。
VSRをチャート上に表示させたものが下図となります。
サポレジとして有効に機能しているのがわかると思います。
エントリーは上位時間軸のクラウドや移動平均付近まで引きつけてSRラインのサポレジを背にするようにするのがポイントとなります。
VSRの設定
- Yearly(年)
- Monthly(月)
- Weekly(週)
- Dairy(日)
- 4H(4時間)
4時間のVSRは1分足~5分足を使用している短期デイトレーダー向けに追加配布されたサポレジインジケーターです。
それ以上の長い時間軸でトレードする方にはラインの間隔が狭すぎて使いづらいと思いますのでその点はご注意下さい。
オプション権利行使価格+日銀ライン+PIVOT
125円刻みのオプション権利行使価格や通常のPIVOTもサポレジとして有効に機能します。
上記の画像はオプション権利行使価格と通常のピボットのインジケーターを表示させた状態です。
※VSRを一時的に非表示にしています。
オプション権利行使価格やピボットラインで価格が反転しているのが確認できます。
日銀ライン(前日終値-2%ライン)を追加搭載
昨今の日経225先物の値動きを大きく左右する要因の1つがアベノミクスで始まった「日銀のETF買い」です。
国の中央銀行による株式の購入は日本でしか実施されておらず、この「日銀のETF買い」政策によって株価が底上げされ、需給に大きく歪みが生じています。
その政策の是非はさておき、日経225先物を取引する上では、この重要なファクターが独特の値動きのクセを生み出しており、無視するわけにはいきません。
現在の時点で、これまでの日銀のETF買いの実績から導き出した日銀のETF買いの出動条件は以下です。(2021年に日銀の政策変更あり、出動条件の調査の必要あり)
- 午前11:30の時点でTOPIXが前日終値より1%以上下落
この条件を満たした時、大引けにかけて日銀がETFを購入するので日経225先物の価格は反発する傾向にあります。
ただ、2020年の時点では日銀は日経平均型のETFからTOPIXベースのETFに切り替えているためTOPIXと比較して日経225先物の反発力が弱い可能性があります。
【2021年4月21日追記】
2021年4月20日にTOPIXの前日終値比-1.25%の下落がありましたが、日銀はETFの買い入れを行いませんでした。
現在、日銀のETF買いの条件は前日終値比-2%の可能性があります(要検証)
現状、「今の高い株価では積極的に買い支えないよ」という日銀のメッセージとも受け取れます。
日銀もそろそろ出口戦略に向けて舵を切り始めた可能性があります。
参考:アングル:日銀のETF買い、市場では「新法則」探る謎解き盛ん | Reuters
平均足(改)クラウドセット 追加インジケーターの解説
ここからはリリース後のアップデートで追加配布されたインジケーターの解説を行っていきます。
平均足(改)ツインクラウド
平均足(改)ツインクラウドは名前の通り2つの平均足の雲を同時に表示させるインジケーターです。
上記の記事執筆時に着想を得てツインクラウドインジケーターを開発しました。
下の図は日経225先物ミニの15分足チャートに平均足(改)ツインクラウドを表示しています。
このインジケーターは分割画面を使わなくても1画面で複数時間軸のトレンドを把握できるため、画面サイズが小さ目のPCやipad、スマホ等でチャートを確認する際に便利に使用できます。
平均足(改)ツインクラウドは以下の要素で構成されています。
- 短期クラウド(時間軸設定可能)
- 長期クラウド(時間軸設定可能)
- VMA(可変移動平均):パラメーター30(初期設定)
- FDAMA(フラクタル次元適応型移動平均)
FDAMAとは?
FDAMAとはフラクタル次元適応型移動平均線(Fractal Dimension Adaptive Moving Average)の略称で、John Ehlers氏によって開発されたFAMA(フラクタル適応型移動平均線)を改良した移動平均です。
指定された期間のフラクタル次元をもとに平滑化係数を計算することによってトレンドの勢いが強い相場では素早く価格を追従し、逆にトレンドの方向感が乏しい相場ではゆっくりと追従するのが特徴です。
平均足クラウドに搭載されているVMA(Variable Moving Average)も上記と同様の特徴を持ちますが、FDAMAの方が相場の価格の変動に対する反応が早くなっています。
この特徴を生かして、FDAMAとVMA、雲の位置関係によって現在の相場環境を把握することが可能です。
- FDAMAがVMAより上に位置しているとき:上昇トレンド
- FDAMAがVMAより下に位置しているとき:下降トレンド
- FDAMAとVMAが接近していてVMAが水平、平均足の雲も近い位置にある:レンジ
FDAMAを押し、戻しの目安として使う
現在が仮に、膠着状態の相場が動き出してクラウドの雲も厚くなり方向感が出てきた局面で、トレンドの初動の第1波には乗れていないと想定します。
第2波の押し、戻しを待って第3波の動きを取ろうとした場合にエントリーの目安にFDAMAを使うという方法も考えられます。
押し目、戻し目のエントリーポイントとしてはFDAMA(移動平均)のレベルであれば不利な場所ではありません。
移動平均でのエントリーというのは一定期間の「平均」なので、特別に有利も不利もつかない「中立」なポイントですが、大きな時間軸の流れ(平均足クラウドの方向)を背景にしているため、トレンドがこのまま継続すると仮定するのであればその分だけ有利になると言えます。
さらにエントリーを有利にしていく場合は、FDAMA付近にSRラインやオプション権利行使価格、「HiLO SR」の高値、安値等、サポレジが複数存在するポイントを狙ってエントリーの根拠を増やしていきます。
※設定画面の「FDAMAトレンドカラーを使用する」にチェックを入れるとFDAMAのトレンドでローソク足をペイントします。上昇トレンドでは緑、下降トレンドでは赤でペイントされます。
下の図は日経225先物ミニの15分足チャートに平均足(改)ツインクラウドを表示しています。
平均足(改)ツインクラウドの設定(15分足チャートの例)
- 短期クラウド:1時間
- 長期クラウド:4時間
- VMA(可変移動平均):30
- FDAMA(フラクタル適応型移動平均):80,19,4,10(126,19,3,10でも可)
上の図の15分足チャートの例ではツインクラウドの設定は短期1時間、長期4時間の設定にしてあります。
短期、長期のクラウドともに時間軸をそれぞれ選べる仕様になっているので普段トレードする時間軸のチャートにあわせてカスタマイズが可能です。
基本的には上図の円で囲った局面、1時間と4時間のクラウドが上昇トレンドで一致している時に買いのみを狙うトレンドフォロー戦略が分かりやすくておすすめです。
トレンドフォローで使える戦術は大きく分けて2種類です。
- 押し目買い・戻り売り:移動平均、1時間のクラウドに価格が接近して離れる動きを捉える
- ブレイクアウト:最高値・最安値の更新でエントリーをする
それぞれの特徴を解説すると、押し目買い・戻り売り戦術のメリットはトレンド中の安いところで買っていき、高いところで売っていくので利益を出しやすいのですが、逆張り気味にエントリーをすると押し、戻しが想定よりも深かった場合はあっさりロスカットになります。
また強いトレンドが出て押し、戻しが十分に無い場合は指をくわえて相場を眺めているしかありません。
あと、上位時間軸のトレンド転換点で必ず負けトレードが発生します。
次に、ブレイクアウト戦術は上昇トレンドが継続する限り、高値をどんどん更新していくので強いトレンドの最中であってもブレイクのたびに何回もエントリーするチャンスがあります。
また、トレンドの転換点ではノーエントリーとなるので、押し目買い、戻り売り戦術のようにそのポイントで必ず負けるということもありません。
反面、ブレイクアウトのダマシのケースに引っかかることも多く、その場合はロスカットが連発することがあります。
「押し目買い・戻り売り戦術」「ブレイクアウト」はどちらも一長一短な面があるのでその点を理解した上で使う必要があります。
平均足(改)平均足表示タイプ
平均足(改)のローソク足タイプを初期に配布しておりましたが、平均足タイプの要望もあり追加配布いたしました。
下の図の2枚は日経225先物ミニの15分足チャートに平均足(改)のローソク足タイプと平均足(改)の平均足タイプをを表示した図です。
1枚目はTradingviewの表示を「ローソク足」に設定し平均足改(ローソク足タイプ)を表示させています。
通常のローソク足の形状を維持しつつ平均足のトレンドカラーでローソク足をペイントしています。
2枚目はTradingviewのチャート表示をローソク足から「ライン」に設定を変更し、平均足改(平均足タイプ)を表示させています。
平均足改と白の価格ラインとの位置関係でトレンドの強弱を判断することが出来ます。
例えば、上位時間軸の平均足クラウドと平均足(改)が上昇の時、平均足(改)の上に価格ラインが出た(抜けた)ときに買いエントリーを狙っていくという使い方が可能です。
エントリーと決済を上記の方法で使用するとレンジでは細かいロスカットが多発するのでその点は工夫が必要でしょう。
どちらを使うかは個人個人好みによって違うと思いますので使い分けてみて下さい。
平均足(改)トレンドファインダー
上の画像の下段に表示されたインジケーターが「平均足(改)トレンドファインダー」です。
上の画像に表示されている各インジケーターの設定は以下となります。
- シンボル:日経225先物ミニ 第一限月
- チャート時間軸:15分足
- 平均足クラウド(2時間、FDMAバーカラーON)
- VSR Weekly
- VSR Monthly
- トレンドファインダー(30分,60分、120分、240分)
平均足(改)トレンドファインダーは4つの異なる時間軸の平均足(改)のトレンドを可視化し、チャート画面1枚でマルチタイムフレーム分析をするために開発されたインジケーターです。
各時間軸でトレンドが上昇を示しているときに陽線を表す綠色が点灯し、下降トレンドを示しているときには陰線を表す赤色が点灯します。
平均足(改)が十字足のときにはトレンドレスを示す白色が点灯します。
画像では上から順番に30分、1時間、2時間、4時間の設定にしています。
トレード時間軸よりも上の時間軸でも下の時間軸でも表示することができますので好みの時間軸を割り振ってお使い下さい。
設定については色々考えられると思いますが、個人的にはトレード時間軸とあまりに大きくかけ離れた時間軸のトレンドを表示する必要はないと思います。
例えば、5分足で主にトレードしている場合、月足のトレンドまでチャート上に表示させる必要はないと思います。
RSX Colored(RSXオシレーター)
RSXはRSIをベースに平滑化したオシレーターで滑らかな曲線を描くオシレーターです。
一般的にはオシレーターを平滑化すると表示は滑らかになりますが、トレンド反転のタイミングが遅くなるという欠点が生じます。
RSXの場合は値動きに対する反応も良く、反転のタイミングのラグが少なくなっています。
使い方は基本的にはRSIと同じですが、Tradingviewに搭載されているRSIと比較してギザギザのラインにならないこと、上昇時に緑、下降時に赤色に変化するため、直感的で見やすいオシレーターになっています。
また、RSXが上昇時にローソク足を緑色にカラーリングし、RSXが下降時にはローソク足を赤色にペイントする機能も搭載しています。
注意点としましては、RSXのローソク足ペイント機能を使う場合は、ローソク足タイプの平均足(改)は使用できません。
RSX Coloredの特徴と機能
- 期間7(デフォルト)
- ラインの描画が滑らかで直感的に見やすい
- 上昇時(緑)と下降時(赤)で色分け
- 上昇(緑)と下降(赤)の色でローソク足をペイントできる
- 価格とオシレーターの逆行現象(ダイバージェンス)でトレンド転換の予兆を察知する
- RSXにトレンドラインを引いてチャート分析をすると新たな視点が得られる
- 50が相場の強弱分岐点となる(50以上:上昇トレンド、50以下:下降トレンド)
上の図ではRSXとRSIを比較するために両方をチャート上に表示しています。
RSIと比較してRSXの方がラインが滑らかで見やすくなっていると思います。
上の図の15分足チャートの丸枠で囲った上昇トレンドの局面において、RSXが下降から上昇に変わった矢印のタイミングで買いを狙う「押し目買い」のエントリータイミングを捉えるために使います。
最後の矢印のエントリーは負けとなっていますが、そもそも安く買って高く売る「押し目買い」という行為は上昇トレンドが継続することを前提としているため、トレンド転換時には必ず負けるのが宿命です。
また、上昇トレンド中に価格は高値を切り上げているのにもかかわらず、RSXが高値を切り下げている局面においてはダイバージェンス(逆行現象)が発生しており、その後の相場の下落の可能性を示唆しています。
ただ、注意点としましてはダイバージェンスが発生すれば必ずしも相場が反転するという訳ではありません。
以下の図の黄色い点線ラインを引いた場面がダイバージェンスが発生した場所となります。
HiLo SR
上の画像の下段に表示されたインジケーターが「HiLo SR」(ハイローエスアール)です。
HiLoは高値と安値、SRはサポート&レジスタンスを意味しています。
特定の期間内の最高値と最安値にラインを描画し、サポート&レジスタンスをチャート上に表示します。
前年、前月、前週、前日、前々日の最高値、最安値が表示可能となっています。
また、各項目は設定画面のチェックボックスでON、OFFが可能です。
注意点としましては「Pivot」や「NK225 Option Levels」を併用するとチャートがラインだらけとなり非常に見づらくなるので、サポレジ系のインジケーターは必要なものだけ表示する取捨選択が必要です。
平均足(改)クラウド 解説PDFの内容
- 平均足クラウドインジケーターセットの解説
- マルチタイムフレーム分析
- 世界の主な株式市場の取引時間
- 世界の経済指標のチェック
- 国内情勢や日経平均だけ追いかけても無駄
- 日経平均を動かすAIアルゴリズムとは?
- 相場環境分析(事例)
- サポレジに対する考え方
- サポレジ転換とロールリバーサル
- 分割決済、建値ストップ
- リスクリワードと勝率について
- Tradingviewのおすすめインジケーターの紹介
- 叢雲おすすめの書籍
※2019年9月マニュアルアップデート
◆マニュアルアップデートの内容
- 相場のリスクオンとリスクオフを知る
- 日経225と各市場の相関性を知る
- 日経225先物は買いより売りが儲けやすい!?
- 両建て、ナンピンは本当に駄目なのか?
- 日本株や日経225の今後の見通し
- 日経225オプション取引のススメ
- 米国株投資のススメ
23986文字、PDF76ページ。
平均足(改)クラウドインジケーターアップデート履歴(2020/9/30)
2020年の9月30日にインジケーターアップデートを行いました。
- 「NK225 option Levels」に日銀ラインを搭載しました。
- 平均足(改)トレンドファインダーを追加配布いたしました。
2020年の4月1日にインジケーターアップデート、追加配布を行いました。
- VSR 4Hを配布いたしました。
- VSR Yearlyを配布いたしました。
- 平均足(改)平均足表示タイプを配布いたしました。
- いくつかのインジケーターの微修正をいたしました
2019年の12月18日にインジケーターの追加配布を行いました。
- HiLo SRを配布いたしました。
- RSX Coloredを配布いたしました。
- Heikin-ashi-twin-cloud MTFを配布いたしました。
平均足(改)クラウド インジケーターのまとめ
Tradingview用の平均足(改)クラウドインジケーターの使用目的を説明いたします。
アドリブの裁量では無くルールに基づいてメカニカルにトレードができる売買手法を構築するためには「トレード判断の根拠となる情報をチャート上で可視化」しなくてはなりません。
チャート上に通常では見えないものを見えるようにする為には少なくとも以下の3つの要素が必要となり、その目的を果たすことができるインジケーターを使用します。
- 上位時間軸、下位時間軸のトレンドの可視化(マルチタイムフレーム分析)
- エントリーポイントの可視化(タイミング)
- 利益確定、ロスカットポイントとなる節目の可視化
その3つの要素に必要な以下の13個のインジケーターがセットとなっています。
- Heikin-ashi-cloud MTF
- Heikin-ashi-kai-twin-cloud MTF
- Heikin-Ashi-Candlestick-smoothed
- Heikin-Ashi-kai
- Heikin-ashi-kai-TrendFinder MTF
- RSX Colored
- HiLo SR
- VSR 4H
- VSR Dairy
- VSR Weekly
- VSR Monthly
- VSR Yearly
- NK225 option Levels + 日銀ライン
全てのインジケーターを使用する必要はありません。
自分がトレードする時間軸に合わせて必要なものをピックアップして使います。
平均足クラウドインジケーターセットで何ができるのか
- 決済、ロスカットポイントとなる節目を明確に可視化できる
- 平均足の雲で上位時間軸のトレンドを可視化できる
- 節目を利用した押し目買い、戻り売りでトレードの精度を高めることができる
- WindowsやMT4に依存することなくTradingviewのみでトレードできる
- タブレットとスマホさえあれば、場所を選ばず外出時にもトレードできる
- 購入者は1度の支払いでインジケーターを永続的に使用できます
- 購入者は無償でインジケーター、マニュアルのアップデートを受けられます
以上となります。
平均足(改)クラウド インジケーターのよくある質問
トレーディングビュー用の平均足(改)クラウドインジを限定販売
平均足(改)クラウドインジケーターセットを限定公開中です。
あまり多くの数を販売したくはありませんので、一定期間経過後に段階を経て順次値上げをしていく予定です。
有料のインジケーターになりますが購入して頂いた方にはインジケーターの解説書と永続使用権をお渡し致します。
解説書では、このインジケーターを使って「どのようにチャート分析をするのか?」を解説しております。
商品の性質上、購入後の返金対応はできませんのでこの点もご注意ください。
また、トレーディングビューで本インジケーターを使うための必須条件が2つあります。
- TradingviewのProプラン以上を契約していること
- OSE(大阪取引所)のデータを購読していること
この点にもご注意ください。
以下のカートボタンで購入手続きが完了後に「購入完了メール」が入力頂いたメールアドレス宛に送信され「決済完了ページ」に遷移します。
購入完了メール、決済完了ページのどちらからでもファイルのダウンロードが可能です。
ダウンロードしたPDFファイルの内容に沿ってインジケーターのご申請手続きを行なって下さい。
対応する決済方法について
対応する決済方法以下の通りです。
お支払いは「Shop pay」「Google pay」「Paypal」での決済が最もスムーズです。
対応するクレジットカードはVISA、Master、AMEXとなっています。
- JCBには対応しておりません。
- 価格は税込み価格です。
- 銀行振り込みがご希望の方はフォームからお問い合わせ下さい。
※2021年2月 現在公開停止中です。
何かご不明な点、質問、リクエスト等があればフォームかコメント欄からお問い合わせください。
インジケーターを使うための必須条件の中にある「(大阪取引所)のデータを購読していること」というのは、具体的にどういうことでしょうか?
mt4でも使えますか?
小山さん
Tradingview用のインジケーターとなりますのでMT4では使えません。
FX取引の場合はOANDAやサクソバンクがTradingviewに対応していますので接続してトレードが可能です。
斉藤さん
コメント拝見いたしました。
Tradingviewの有料プランを契約しただけでは大阪取引所の日経225先物のリアルタイムデータは配信されません。
ですので、それにプラスして月額1ドルの大阪取引所(OSE)のデータを追加して購読する必要があるということです。
お世話になっております。
平均足(改)クラウドインジケーターセットの合言葉をお願いします。
トヨ様
コメントありがとうございます。
合い言葉を記載したメールを送信致しましたのでお手すきの際にご確認下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。